はじめまして。muku Healing Salonのセラピスト、未来です。mukuを見つけ、ホームページに足を運んでくださりありがとうございます。mukuのコンセプトは、”まっさらなわたしに戻れる場所”です。どうしてこのようなサロンを作りたいと思ったのか…。少しだけ、わたしの話をさせてください。
わたしは、幼少期から周囲の反応が気になり自分の中で作りあげた「理想像」を無意識のうちに演じてきました。よき娘、よき姉、よき生徒、よき会社員…。誰に強いられたわけでもないのに、どんな場面でも自分の中の理想に近づくためもがいていました。その為、自分の意思や考えが自分のものなのか、作り上げた理想像によるものなのかわからなくなり、「本当のわたしってなんなんだろう。わたしらしさって?」となんとなくですが生きづらさを感じながらも、自分の中のもやもやをずっと無視して生きてきました。
まわりのみんなが高校卒業して、大学へ進学して、一般企業に就職して…それが普通だし、一番安定していると思ったわたしも同じように歩んできました。しかし、ある転機をきっかけに会社を辞めフリーランスへと転向しました。完全成果型で頑張った分だけ自分に返ってくるし、休みも自分で決めれるし、対人関係のストレスも会社員時代と比べたら少なく、この働き方はわたしに合ってる!と思ったのも束の間。コロナに感染し一週間ほど仕事ができず、その間の収入はゼロ。急にフリーランスという働き方だけでは不安になり、「働けるうちに働かなくては!」とフルタイムで事務員、夜は飲食店、空いた時間は友人のマッサージ店、その空き時間でフリーランスの仕事をする生活を2年ほど続けました。
そんなある日、体調を崩して休んだのをきっかけに色んな事ができなくなりました。当時の記憶は曖昧ですが、何をするにも無気力で仕事はもちろん、家のこともできない、水を飲むのも面倒くさい。本当に寝てるか、ぼーっとしてるかの生活を送りました。見かねた友人がわたしを連れ出し、連れていってくれた先が今の恩師のサロンでした。そこでわたしに合ったアロマをブレンドしてもらい、オイルトリートメントを受けました。施術を受けている間、さまざまな出来事が走馬灯のように頭の中を駆け巡りました。今思えば、その出来事の数々はわたしが忘れていたけど当時のわたしにとって衝撃だった出来事ばかりで、小さなしこりになってずっとわたしの中に残っていたんだなぁと。先生の手のあたたかさから「よく頑張ったね。」と伝わってきたようで、自然と涙が溢れていました。
とても長くなってしまいましたが、